定量・定性とは? 使い方・調査? 評価?

用語解説 定量定性 ビジネスと言葉

こんにちは、定性評価がたびたび低くなるたま課長です。
さまざまな分野でちょこちょこ出てくる言葉「定量・定性」について書いていきたいと思います。

スポンサーリンク

定量・定性の違いを知る

漠然と使っているかもしれない定量・定性の違いを説明したいと思います。
定量・定性はセットの言葉なので、両方の違いを意識しながら、意味をつかんで行きましょう!

定量とは

「量」という通り、量化、数値化できるという意味です。

例えば、たま課長は好かれていますか? 好かれていません。定量的にいうと? メンバー20人のうち18名が「やや好きではない」と回答していました。※フィクションです。実際はこうではありません(たぶん)。
という感じです。

何か共通認識を持つとき、人によって、度合いが違ったり、尺度が違ったり、するのでそれを数値に落とす努力をします。これが定量化です。

この会社は儲かっていますか? という時に売り上げ10億、経常利益2億です! というのが定量データです。
会社イラスト
1兆円企業や利益率50%の企業にとっては、儲かっていないと言われてしまうかもしれませんし、黒字なら儲かってるじゃないかと考える人もいます。抽象的な質問に対して、量・数値で表そうとするのが定量です。

定性とは

「性」という通り、性質、特徴といった抽象的な数値化できない内容という意味です。定量と対の概念になっています。

例えば、先ほどの「たま課長は好かれていますか?」という問いに対し、「チームの雰囲気はいいと聞いています」「よく談笑しているのを見かけます」という内容が定性的な内容という話になります。

定量・定性の違いまとめ

上記の通りですが、表でまとめます。

内容 特徴
定量 数値で表せるもの 客観的
定性 数値で表せないもの 客観的とは言えない

ポイントは、対概念になっているといことです。対義語ではないです。
対照的な内容にっていると考えてください。

ビジネスシーンでどう使われるか

どのように使われるかを具体的に見ていきたいと思います。調査や評価の際の事例は下記で詳しく話したいと思いますが、まずは日常的に使われる使われ方から。

定量
「根拠になるデータを出せ!」という時に使われます。
「定量的なデータはないの?」「定量データで語って」などです。

定性
「数値はわかったけど、感覚的な評判とか、手応えはどうなの?」という時に使われます。
「定性的なデータはないの?(具体的な声を聞きたいな)」
「定性データですが、お客さまからの声をまとめてみました。」などです。
あと、顧客などの声を紹介する時に「定性3ですが、〇〇という声が上がっていました(3名のお客様の声ですが)」という使い方もします。

次に、定量・定性とはどういうことなのか、調査や評価のシーンで見ていきましょう。
定量・定性ということが具体的にわかり、ビジネスシーンでの考え方にもつながると思います。

調査における定性・定量

最近、下記のような記事を書いたので、調査についての定性・定量を話していきたいと思います。
関連記事:アンケート副業は儲かるか?オススメサイトと利用法

たま課長
たま課長

定量調査、定性調査ってあるよね。

そうです。調査も、定量調査、定性調査というものがあります。

定量調査

一般的にイメージする調査だと思います。
アンケート
上記のアンケートサイトにもあるようにアンケートをとって、明らかにしたいことを定量化する調査です。
パッケージAは、100名が好きと答え、パッケージBは10名でした、
というような形です。「好き」という漠然とした内容を何人が好きと答えたかで定量化しようとしているアンケートです。

量を図りたいので、ある程度の人数にアンケートをする必要があります。

定性調査

数で集計するようなアンケートではない調査です。
グループインタビューや、座談会、インタビューなどで、具体的な内容を聞いていきます。

定量調査で「商品A」を好きとは人は多かったけれど、あまり認知していなかった「商品X」があり、ユーザーの心を掴んでいたなど、定量では見えてこない情報を拾い上げます。

〇〇と答えてくれたけど、その前提条件があったとか。なんでこう答えてくれたのという具体的な内容や、背景など明らかにしていく調査です。

定量調査・定性調査の違いまとめ

上記の通りですが、表でまとめます。

内容 特徴
定量調査 数で集計する 量を測るため、多くの人数に聞く、Webや紙でのアンケート。数値化するので客観的とも言え、判断が明確になる
定性調査 具体的な声を聞く グループインタビューや聞き取り調査で具体的な声を聞く。数では見えない内容を明らかにする。

定量調査でも、フリーアンサー(自由記述)のように定性的な情報を取る場合もあります。
定量調査でも、声を聞くとともにある程度の数をこなし、定量化する場合もあります。電話インタービューなどは、数をこなして、両方の良さを出す調査と言えるかもしれません。

評価における定性・定量

評価される部下の納得度を高めるため、かつ平等公平を保つために明確にしなければなりません。

つまり、評価は定量的に測れることがベストだと考えています。
ただ、、明確に定量化できない、定量化を試みるがしっくりこない、といいう場合も多いのではないでしょうか。
営業ならば、明確かもしれませんが、かく言う私のチームも分析部門なので曖昧です。案件件数といっても大から小まであり、案件が及ぼす影響度・利益貢献などもなかなか測れません。

そうなってっくると、プロセス評価をしたらり、どのような成果があったのかをヒアリングして定性評価を加えます。

内容 特徴
定量評価 数値で表せる 客観的だが、設定が難しいこともある。 結果評価
数値達成
定性評価 数値で表しにくい 客観的とは言えない感覚的な評価。 プロセス評価
頑張り度合

評価って難しいですね。
いくら定量評価にしたからといって、好調な商品の担当だったとか、美味しいポジションだったとかもよくあることです。

評価は極力定量的にして、その定量的な結果で評価することに社員が納得していないと意味がないのかもしれません。

最後まで読んでくれて、ありがとうございます。

ブログ記事を書くことは、なかなか難しく週に3本は記事を書きたいと定量目標を掲げています。
ただ「良かったよとか」「ためになったとか」「頑張っているね」といった定性的な評価を心待ちにしています。

メッセージ、コメントお待ちしております!

コメント

タイトルとURLをコピーしました